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Author:大塚 陽一
はじめまして(◎´∀`)ノ!
イーチ大塚のGO!GO!PYRAMID始まりました!
日本一の自己満足男イーチ大塚が、独断と偏見に凝り固まって
趣味に徹して選んで解説、紹介する作品たち。
何か今日は泣きたいなぁ~(/д`ο)゚。
今日はいっぱい笑うぞ~ウヒョ~!
(_≧Д≦)ノ彡☆バンバン!
今日は絶対感動したいっ
★*゚*(感´∀`動)*゚*★
・・・でも何を聞けばいいだろう?
・・・でも何を見たらいいだろう?
・・・でも何を読めばいいだろう?
と、迷った時に思い出してもらえたら
嬉しいです(●´ー`)
宜しくお願いします。
\(^_^=^_^)/ ヨロシク♪
2006-10-22 Sun 19:20
007シリーズ第21作目「007/カジノ・ロワイヤル」公開まで、後二ヶ月を切りました。 当初は、4つの007シリーズでボンドを演じ、未だ人気の衰えていなかったピアース・ブロスナンの降板を受けて、6代目ジェームズ・ボンド役に抜擢されたダニエル・クレイグに対するバッシングの嵐に、どうなる事かと気を揉んでいましたが、公開が迫るにつれて少しずつ露出が増え、予告トレーラーや主題歌がネット上で流れ出すと、これまでのバッシングが嘘のように静まり返ってしまい、いくらか予測はしていたものの、余りにあっけなさ過ぎて、何だか拍子抜けしてしまいました。 これが37年前であったら・・・否、逆にダニエル・クレイグと、何かと同一視されている彼が、現代に存在したとして、当のダニエル・クレイグの立場であったら、どうだっただろう?と思わざるを得ません。 もしかして、彼ならもっとスムーズに受け入れられたのではないか? そして、現在彼に貼られているレッテルが実は間違いで、タイミングという不運に見舞われさえしなければ、ちゃんと2代目ジェームズ・ボンドとして、押しも押されもせぬボンド役者として立派にシリーズを支える事ができた!と証明するのではないか? そう思えて仕方がありません。 そう!彼とは、ジョージ・レイゼンビーのことです。 ジョージ・レイゼンビー(George Lazenby)は、1939/09/05 オーストラリア・ゴールバーン生まれ。 高校卒業後、機械工~車のセールスマンに転じた後、1964年4月にロンドンへ渡って来て、中古車のセールスマンを経て、男性服のモデルになったという経歴の持主です。 出演していたCMが、H.サルツマンとA.ブロッコリの目に留まり(一説には、ブロッコリと理髪店で隣り合わせに座った事から始まったとされますが)、2代目ジェームズ・ボンドとなりました。 監督のピーター・ハントは、彼のルックスと敏捷さを賞賛したが、演技力は全く買っていなかったよう(レーゼンビーはなんと007が俳優デビュー作。映画出演はおろか演技自体初挑戦だったのですから、そこまで求めるのは酷というもの)です。 007の後、母国に戻って幾つかの作品に出演。73年にゴールデン・ハーヴェスト社と契約して「スカイ・ハイ」などに出演した後、サンタ・モニカに渡って、20年近くレーサーをしながらB級作品に時々出演していたようです。またスパイをテーマにしたレストランの共同出資などもしているとか。 今現在ボンド役をイギリス人以外が務めたのは彼だけです。 当時人気絶頂007シリーズのボンド役ショーン・コネリーの後継者として選抜されたのが、シリーズ第6作目「女王陛下の007」の時でした。 本作では、ボンドが初めて本当の意味での恋に落ち、結婚するという異例の事態が発生します。 元々この「女王陛下の007」は、「再評価され始めた」「不当な扱いを受けていた」などと、一般に思われてきたほど大失敗作ではありませんでした。 世界全体での配給収入2,400万ドルという数字は、前作「007は二度死ぬ」の半分強でしかありませんでしたが、これは、他の007シリーズ作品と比べるから、がっかりした結果に見えますが、この年の映画全体で考えても、制作費をしっかり回収できているという点からも、充分ヒット作といって良かったのですが、レイゼンビーが、この作品のみでボンド役を降りてしまった(降ろされたわけではありません)ことも含めて、どうしても失敗作という先入観を拭う事が出来ずにいました。 まず、不幸なめぐり合わせというか、タイミングが悪いことに、前作「007は二度死ぬ」(‘67)が公開された同年、原作小説「カジノ・ロワイヤル」の映画権を取得していた別会社が、「カジノ・ロワイヤル」というパロディ映画を作成していました。キャッチフレーズは、「ひとりのボンドじゃ手に負えない」というもので、60年代半ばに続々と作られた007シリーズのスタイルを真似たスパイ映画へのジョークだったのですが、なんと、出演しているほとんど全員が「ジェームズ・ボンド007」になっていました。 そして、公開順で言えば、「カジノ・ロワイヤル」の二ヵ月後に公開となった「007は二度死ぬ」は、「ショーン・コネリーだけがジェームズ・ボンドだ」と大書したポスターと共に登場しました。 そう。「世界中でたった一人、コネリーだけしかジェームズ・ボンドが居ない」世界で、その大役を担うことになったレイゼンビーに対する世間の反応は、すでに5人もボンドが存在する世界で6代目を演じるクレイグと比べて、どういった程度かは、想像に難くないでしょう。 さて、制作側に目を移すと、先ほど触れた007シリーズのヒットで、おこぼれにあずかろうとする亜流スパイ映画が、あまりにも多すぎて、下手をすると、本家であるこちらがイミテーションの真似をしてしまうおそれがありました。 そこで、二人のプロデューサーの意見は割れました。 ブロッコリは、今までどおりの公式にのっとったものにしたいと思っていましたが、相棒のサルツマンの強い意志で、より原作に近い作品を作る道をチョイスしました。 しかし、この作品が失敗作とみなされたことが、その後の007シリーズの方向性を決める上で、かなり大きな意味を持ちます。 70年代の「007/ダイヤモンドは永遠に」「007/死ぬのは奴らだ」「007/黄金銃を持つ男」と続く007シリーズは、原作のタイトルと登場人物名を借りるだけで、テクノロジー重視のファンタジーにしてコメディというスタイルに移行していき、サルツマンは、シリーズを去りました。 劇中のレイゼンビーに対する違和感は、登場シーン位で実際はストーリーが進むにつれ違和感はまったく感じなくなって、大袈裟ではなく、まるで最初からレイゼンビーがボンドを演じていたような錯覚におちいりますよ。 いや、本当に。 時々キョロキョロするところや、声が気に入らない。演技力がない。という人がいますが、彼はこの作品が演技初体験なのですよ。 逆にずぶの素人にしては、ボンドに相応しい自信に満ち溢れた演技をしているように感じます。 彼が一作品のみで降板したのは、本当に残念です。 知り合いから、「007シリーズは、もう落ち目だ。その責任を取らされるぞ!」と脅かされて降板したのですが、彼がトレーシーの仇を討つストーリーの「007/ダイヤモンドは永遠に」を見たかったですね。 彼が居なくて、ロジャー・ムーアが二代目ボンドを演じていたとしたら、果たしてあれほどの人気を保つ事が出来たかどうか・・・歴史にifは禁物ですが、つい色々考えてしまいます。
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